『琉球王権と太陽の王』第Ⅱ部第四章「三山時代の内情」を無料公開!

2018年1月に刊行された『琉球王権と太陽の王』の第Ⅱ部第四章「三山時代の内情」をPDF公開いたします。

三山時代は、沖縄に尚氏という統一王統ができる前の時代、北山・中山・南山という3つの勢力が鼎立していたといわれる、1322年ごろから1429年までの時代です。
吉成氏は、これまでの著書でも、この三山時代の虚構性(単純に3つの勢力が台頭し、争っていた時代ではない)を様々な観点から指摘してきました。
三山時代は琉球の勢力が明に朝貢を始める時期で、それゆえ中国や朝鮮の史料から琉球の王たちの動向が断片的にはわかるのですが、琉球にはまだこの時代には史料らしい史料はなく、ヒントは多いながら謎に包まれた時代です。
本章では三山の王たちの名前とその朝貢のありように着目することで、整合的に三山時代の王たちの関係性を解き明かしていきます。

短い章ですが、これまでの琉球史の通説を覆す、スリリングな章です。

ぜひご一読ください!

第Ⅱ部第四章「三山時代の内情」(PDF/全14ページ)