ニューカマー宗教の現在地──定着する移民と異教


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ニューカマー宗教の現在地
定着する移民と異教

三木英 編

定価:本体4,300円+税

2024年7月23日刊
A5判上製 / 272頁
ISBN:978-4-909544-36-0


異文化共生の風景
日本に定着し、家族を持った移民たちは、各地に宗教施設をつくり、自らが眠る墓を準備しはじめた。
イスラム教、上座仏教、大乗仏教、ブラジル系福音主義キリスト教、中国系新宗教など、外国生まれの宗教が、地域社会との軋轢を乗り越えて、日本に浸透していくさまを、フィールドワークから活写する。


目次
はじめに/三木英

序章 移民を知ること、宗教を知ること/三木英

Ⅰ 定着し展開するニューカマー宗教
第一章 在日ブラジル人社会でブラジルらしさを追求する──福音主義教会という磁界/三木英
第二章 国内ムスリム社会におけるマスジドの個性化──主張する小集団の形成/三木英
第三章 在日ベトナム人にとって仏教寺院とは何か/三木英
第四章 ニューカマー宗教集団における経時的変化──集団論・組織論的アプローチ/三木英

Ⅱ ニューカマー宗教と日本社会との接点
第五章 自治体とイスラームのインターフェイス/三木英
第六章 日本におけるムスリム墓地展開と外部アクター/吉田全宏
第七章 スリランカ系上座仏教の活動への日本人による参加/岡尾将秀
第八章 外来新宗教のハイブリッド化と日本定着──中国(台湾)系新宗教・天道の場合/對馬路人

あとがき/三木英


著者
三木 英(みき・ひずる)

相愛大学人文学部客員教授。宗教社会学。
著書に『宗教と震災──阪神・淡路、東日本のそれから』(森話社、2015年)、『宗教集団の社会学──その類型と変動の理論』(北海道大学出版会、2014年)など。

書評・紹介

ほんのうらがわ(編者による刊行エッセイ)